あの日々をもういちど
あの日々をもういちど (HJ文庫) (2007/08/01) 健速 商品詳細を見る |
買ったのは去年の10月末
1年飛んで1ヶ月経ってから読み始めました
別に読みたくない訳じゃなかったんです
ただ分厚い…分厚いんですよ…
ページ数は325頁ラノベとして可笑しいね
でも面白いんです
文章が面白い
今現在一回も休まずに200頁読んでます
さすがに寝ないといけないので今日はここまでですが本当に文に引きこまれる
最初は霊力やらレリックやら専門用語だらけで全容を理解するのに時間が掛かりましたが
蓋を開けてみると普通の恋愛物ですね
400年前の侍と妖狐の娘の話
レビューする気はさらさら無いですが読み易い
設定はありきたりだし、ちょい難しいはずなのに読み易い
さすが健速というべきか
というかですよ、前にクークの時エロゲライターがラノベを書くと誰が喋っているのか判らなくなる
と書きましたがそれが無い
読んでるときれいに情景が浮かんでくる
すっきりと纏まってました
400年前では封印するしかなかった敵を今度は未来で倒すことが出来て
その未来では400年前とは違い隣に夕凪がいて…
"勝つ"ということと"守る"というう意味の違いを考えさせられました
400年前、主人公流は鬼から村人を守るのが精一杯で結果からしたら全てを失ってしまった
しかし現代では流は鬼から夕凪と、町民と一緒に戦い、結果街を守れ、鬼からも勝てました
あと現代の水際神社の住職である孝治が流君から流様へ敬称が変わっていたのも印象深い
何といっても健速の書く主人公はカッコいいです
『こなたよりかなたまで』しかり、『そして明日の世界より――』しかり
何か一本筋の通った主人公はカッコいいです
とまぁ…あきらかに信者補正されたレビューでした
健速が好きならおススメします
最後に400年前では流に義理の妹がいました
妹は芽乃といって流はその妹とそのうち結婚するはずで芽乃もまんざらでもない様子…というかブラコンです
しかし…流は鬼に襲われ鬼と一緒に封印され現代に蘇りました
芽乃は名前からも解る様に水際神社の巫女さん
現代の春乃のご先祖様ですね
…うん、芽乃が子供を産んだ訳ですね
なんかゾクゾクきます
合体した時なんてやっぱり結婚するはずだった流れのことを思い出してたんだろうな、とか
初夜や結婚の後はやっぱり泣いたんだろうな、とか
結婚しても兄の封印を解こうと必死だったんだろうなとか
でも飢饉や戦争でくたびれた村には鬼と流の封印を解く余裕がなくて見送った時にまた泣いたんだろうなとか
考えるだけでゾクゾクくる
私処女厨だけど潜在的にNTR属性も持ってるかもしれん
いや、処女厨だからこそ処女が大切なもので、その大切なものを壊される感覚にゾクゾクくるのか
そう言えば前にも同じようなこと言ってたな