レジンキャストミルク８(8)
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ついに最終巻
| 欠落と虚無の物語、ここに完結――。 大きな犠牲を払った末、ようやく森町芹菜と敷戸良司へ接触した晶。 しかし、変わり果ててしまった芹菜に対し、晶は大きな決断を迫られる。 一方、標的を芹菜と君子へ絞った無限回廊たちもまた、行動を起こし始めていた。 最後の戦いを前に、晶と硝子たちは束の間の平穏、日常を送る。 もう一度ここへ戻ってこようと誓う者。 もう二度と戻らない覚悟を決める者。一抹の不安を抱えたままそれでも笑って過ごす者。 ……それぞれが思惑を胸に秘めたまま、そして決戦の時は訪れ――。 ほのぼの×ダークな学園アクション、堂々の完結編！ |
最終巻と言っても今回も日常、非日常の2本立てです
いや、もう非日常と日常の2本立てでした
だって晶は非日常を日常としたのだから―。
さて非日常の前半は虚軸仲間とわいわいとした話です
主に殊子さん絡みの話で、心象に浸っててはだめだという感じ
後半はバトル、バトルそれとEpiloge
晶が前半でそれぞれにちゃんと自分の戦う理由があるかを訊いて回ってる場面や
日常には居ないと言いながら良司に気を使ってる甘いところはよかったｗ
今巻では蜜が嫌いだった人も相当減ったはず
蜜が君子に殊子から貰った服を自慢するところや
殊子が読んでた本を読むところ、最後の方の局面で殊子を姉さんと呼ぶところは涙腺が緩みます
もちろんほのぼとした1年生同士の話にも和みました
蜜の弄られっぷりはいいです
前は、硝子にしか弄られてなかったのに今じゃ君子に強く出れないから渋々ひめひめたちといるところがいい
今回も硝子の毒舌っぷりもすごいです
蜜が硝子抜きの一年生のお守り（？）してる時
残りのキャスト達は晶宅で昼食パーティ
硝子が作ったんだから形を変えなくてもおいしいよ、と言いながら
オムライスにソースをどぼどぼかけてる里緒には萌えた
その里緒は里緒の友達の定義がよく分からないキャラでしたが
最後に晶に自分を殺させるのは最後まで晶との約束を守ってるんだよね
途中で自分が役に立たないと思うが晶が里緒に頼って自身を復活させるところよかった
ネアは教師の鑑です
まぁ、在り来たりな理由で戦いましたが、晶チームでは一番の要ですよね
なのはで言うフルバック的な？
未来が決まってるのが嫌いなネアはきっと作者の天敵に違いないｗ
無限回廊はかわいそうなキャラでした
直川家に拘ってたのは家族で一緒に居るのに幸せじゃないから、と深読みしてみたり
なんだかんだ言って両親に自分を見てもらいたいという思いで晶にぶつかり、やられ
でも最後は晶を一緒に両親と違う世界に行くのを誘うとこがよかった
なんだかんだ言ってお人よし兄弟ですｗ
そして晶と硝子はちゃんと椎菜とけじめを付けます
でも、なんだかんだ言って二人とも甘いです。
そんなとこがいいんですけどね
椎菜は切り捨てるとか言いましたが
状況が不利になるというのもありましたが、椎菜を守ったのはかっこよかったです
それと硝子との関係は今まで一切変化なしｗ
全体的な感想といえば
作者の予定調和って感じでした
でも、私はいろんな場面で一喜一憂しましたし
何より初めて読んだ中二病作品がこれでよかったです
樹たちと決着がついてないとかで評価が落ちてるようですが
これは兄弟喧嘩なので
決着は仲直りでいいと思うんです
そう見ればとてもいい終わり方だと思います
星は★★★★★★
次作の番外編楽しみです
電撃April Foolに入ってた喫茶店の話も収録かな？
ちなみに8巻の裏表紙は全一と硝子の元の少女さん
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